ドトールのハニーカフェオレが、販売中止になった理由は何なのでしょうか?
ドトールのハニーカフェオレが販売中止になった理由は?
ドトールで提供されているハニーカフェオレは、2021年10月頃に全店舗で販売中止になっていました。
ドトールのハニーカフェオレが販売中止になった理由としては、蜂蜜のグリホサート残留問題が関係あると思われます。
2021年10月に、東京都台東区の大手ハチミツ製品メーカー 加藤美蜂園本舗が製造するはちみつに、食品衛生法で定める基準値(0.01ppm)を超えるグリホサート(0.02-0.03ppm)が含まれて、会社はこれを知っていながら対応していないことが報じられていました。
グリホサートというのは除草剤の主成分なので、それが基準値よりも多く含まれていると、人体に影響を及ぼす可能性があると考えているのでしょう。
なので、業界では加藤美蜂園本舗が製造するはちみつに基準値を超えるグリホサートが含まれていたことを受けて、自主回収をする、自社製品の品質について告知する等していました。
ドトールのハニーカフェオレも、その名称通りはちみつが使用されていますから、もしかしたら加藤美蜂園本舗が製造するはちみつを使用していたのかもしれませんし、そうでなくても基準値を超えるグリホサートが含まれているかもしれないと思ったのかもしれません。
だから、ドトールのハニーカフェオレを安全に飲むことができるようにと、販売中止して使用しているはちみつを回収する、基準値を超えるグリホサートが含まれていないか検査する等していたのかもしれないです。
ドトールのハニーカフェオレに発がん性があった?
ドトールのハニーカフェオレは、はちみつ、練乳、牛乳の他に、ホットだとエスプレッソ、アイスだとアイスコーヒーが使用されています。
なので、ドトールのハニーカフェオレには、発がん性の物質は入っていないはずでした。
しかし、加藤美蜂園本舗が製造するはちみつに、食品衛生法で定める基準値(0.01ppm)を超えるグリホサート(0.02-0.03ppm)が含まれていることからの回収騒動が起こっていたように、グリホサートには発がん性があると疑われていました。
2015年にも、WHO(世界保健機関)が殺虫剤マラチオン、ダイアジノンと共に、ヒトに対しておそらく発がん性があると分類していました。
しかし、同年に欧州食品安全機関(EFSA)が、グリホサートは発がん性がある可能性は低いと判断していますし、2016年には日本の食品安全委員会や国連食糧農業機関(FAO)、合同残留農薬専門家会議(JMPR)も同様の評価でした。
さらに、2017年にも欧州化学品庁(ECHA)もグリホサートについて「発がん物質に分類しない」と公表していました。
だから、現在ではグリホサートには発がん性がある可能性が低いと言われています。
とはいえ、除草剤の主成分として使用されていますから、それが基準値以上含まれているというのは人間の体に影響がありそうだから、ドトールのハニーカフェオレが販売中止になったのだと思いますが。
ドトールのハニーカフェオレは終了したの?
販売中止になったドトールのカフェオレは、終了してしまったのかといえば、私は2022年8月頃に普通に注文することができていましたし、ドトールの公式サイトにもハニーカフェオレは、ホットもアイスも掲載されていました。
そして、ドトールのハニーカフェオレがいつから販売が再開されたのか調べたら、2021年10月18日~19日頃に販売が再開されていた模様です。
自主回収して検査し、特に問題ないと判断されたのか分かりませんが、ドトールのハニーカフェオレはまた販売されています。(2022年9月頃の情報)
ドトールのハニーカフェオレが販売中止になった理由まとめ
ドトールのハニーカフェオレは、大手メーカーが製造しているはちみつにグリホサートが基準値以上含まれていたことからの回収騒動で、一時的に販売中止になっていました。
しかし、現在ではドトールのハニーカフェオレはまた販売されて飲むことができています。
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