コーヒーのブルーマウンテンは、日本だけでしか飲まれていないと聞いて、本当なのか気になっていませんか?
ブルーマウンテンは日本だけしか飲んでいない?
ブルーマウンテンは、日本が多く輸入しているというだけであって、アメリカやヨーロッパ等でも輸入が行われています。
なので、ブルーマウンテンは日本だけでしか飲まれていないコーヒーというわけではなく、他の国でも飲まれています。
しかし、ブルーマウンテンは癖もなく香りや苦み、酸味のバランスが取れていて、すっきりとした味わいで飲みやすいのが特徴です。
なので、その癖のないすっきりとした調和の取れた味は日本人の好みに合っているのですが、欧米の人はガツンとした味わいのコーヒーが好みなので、ブルーマウンテンは欧米の人にとっては物足りないコーヒーだと感じられることが多いです。
そのため、日本と比較すると他の国ではブルーマウンテンはあまりメジャーなコーヒーとは言えないですし、輸入量も日本と比較すると他の国は少ないことから、「ブルーマウンテンは日本だけでしか飲まれていない」と思われてしまうのかもしれないです。
ブルーマウンテンの最大の輸入国はどこ?
ブルーマウンテンの最大の輸入国は、日本です。
日本では50年以上に渡ってブルーマウンテンを輸入していて、その量は70~80%以上です。
なので、他の国でもブルーマウンテンは飲まれているものの、生産量の半分以上は日本国内で消費されているのです。
ブルーマウンテンは、日本以外の国でも飲まれていますが、生産量の70~80%以上が日本へと輸出されている事や、欧米等ではあまりメジャーなコーヒーとは言えないことから、日本だけでしか飲まれていないと思われるのも当然なのかもしれないです。
ブルーマウンテン最大の輸入国は日本の理由は?
ブルーマウンテン最大の輸入国は日本ですが、なぜブルーマウンテンの半分以上が日本に輸入されているのかは、下記のような理由が挙がります。
高級なコーヒーだから
ブルーマウンテンは、ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の中でも、特定の地域のみで栽培された豆で年間の生産量が非常に少ないです。
そして、ジャマイカの農水省管轄のコーヒー産業公社によって味や色味、生豆の形等が厳しくチェックされて、その中で基準を満たしているものだけがブルーマウンテンと名乗ることが出来ます。
さらに、ブルーマウンテンの宣伝として「王室御用達」というフレーズが広まっていたこともありました。
そのため、日本人は「高級なもの=美味しいもの」という先入観を持つ傾向があることから、高品質で高級なコーヒーというイメージのブルーマウンテンを、多く輸入することになっているのかもしれないです。
日本がジャマイカ支援を行っていたから
日本政府はかつてジャマイカ支援として、大きな道路、農道、水道施設、学校等のインフラ整備を行っていて、それによってコーヒー栽培も能力向上しました。
しかし、有償での支援だったのでジャマイカは自立した後に、資金の返済を行うことになります。
なので、日本がジャマイカの支援を行ったことによる関係強化が出来たことを背景にして、ブルーマウンテンを優先的に輸入できるようになったのです。
日本人の好みに合っていたから
ブルーマウンテンは、この酸味と苦味の調和がとれたクセがなく黄金バランスの味わいと称されるコーヒーです。
なので、そんなバランスの取れた味わいが日本人の好みに合っていることから、日本で好まれて飲まれています。
ブルーマウンテンは日本だけしか飲んでいないまとめ
ブルーマウンテンは、日本以外にも輸入している国は存在していますが、生産された量のうち70~80%以上が日本に輸入されていることから、「ブルーマウンテンは日本だけでしか飲まれていない」と思われているのかもしれないです。
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