薄いコーヒーという印象のアメリカンコーヒーですが、実際のアメリカンコーヒーはお湯で薄めるものなのか気になっているのではないでしょうか?
アメリカンコーヒーはお湯で薄める飲み物なの?
アメリカンコーヒーは薄いコーヒーという印象なので、お湯で薄める飲み物なのかと思うかもしれませんが、実際のアメリカンコーヒーは浅煎りのコーヒー豆を使用して多めのお湯で抽出したものです。
浅煎りの豆を使用したコーヒーは、紅茶のような色をしているので薄いコーヒーに見えてしまいます。
「アメリカンコーヒー=薄いコーヒー」という風に当時の日本人に認識されてしまったことにより、日本で提供されているアメリカンコーヒーは、お湯でコーヒーを薄めたものとして売られていることがあるのです。
アメリカンコーヒーが日本に入ってきたのは、第二次世界大戦後の高度経済成長期の時なのですが、アメリカの影響を受けてアメリカンコーヒーが広まり、それを再現しようとした結果、お湯で薄めるコーヒーとして提供されることになったのでしょう。
ちなみに、浅煎りの豆を使用する場合とお湯を使用する場合とでは、お湯を使用したコーヒーの方は苦味が弱くなってあっさりとした味わいになります。
アメリカンコーヒーをお湯で薄めるときの割合はどれくらい?
アメリカンコーヒーをお湯で薄める作り方で作る場合、どれくらいの割合のお湯が必要かは、出来上がり量120mlに対して40~50mlのお湯を加えるという形になります。
まず、お湯で薄める形式のアメリカンコーヒーを作る場合は、下記のようにして作っていきます。
コーヒーをお湯で薄める
まずは、コーヒーの粉量10g、出来上がり量120mlにドリップしたコーヒーをカップへ注ぎます。
このときに使用するコーヒーの粉は、ザラメくらいの大きさの粗挽きと呼ばれるコーヒー粉を使用しましょう。
温度が低めのコーヒーをお湯で薄める
そこへ、温度が低めのお湯を40~50ml加えれば完成です。
その他にも、普段ドリップコーヒーを作るときの半分程のお湯でコーヒーを濃い目に抽出して、コーヒー液の2倍〜3倍くらいのお湯を注いで調整する作り方もあります。
アメリカンコーヒーのお湯の割合はどれくらい?
浅煎りのコーヒー豆を使用したアメリカンコーヒーを作る場合、お湯の割合はどれくらいがいいのかというと、お湯の量を通常の1.2~1.3倍にするのがポイントです。
アメリカンコーヒーを浅煎りの豆で作る場合は、下記のポイントを押さえていきましょう。
お湯を多めに入れる
通常のドリップコーヒーだと、コーヒーの粉量10gに対して出来上がり量は120mlくらいが基本ですが、アメリカンコーヒーは出来上がり量が150~160mlなるよう多めにお湯を入れます。
中細挽きか中挽きの粉を使用する
細かすぎる粉は湯だまりの原因となってしまうので、アメリカンコーヒーを作るのに向いていません。
だから、中細挽きか中挽きの粉をアメリカンコーヒーでは使用するようにしましょう。
ちなみに、市販のコーヒー豆は中細挽きであることが多いので、そのまま使用することができます。
お湯の温度を高くする
お湯の温度を高くすることによって、コーヒーが抽出するのを促してくれます。
アメリカンコーヒーはお湯で薄めるまとめ
アメリカンコーヒーは本来、浅煎りのコーヒー豆を使用して多めのお湯で抽出した飲み物でした。
しかし、第二次世界大戦後の高度経済成長期の日本に入ってきたことにより、お湯で薄める形のコーヒーがアメリカンコーヒーとして提供されるようになりました。
アメリカンコーヒーの色がまるで紅茶のような色をしていたことから、「アメリカンコーヒー=薄いコーヒー」と認識されてしまったのでしょう。
ちなみに、アメリカンコーヒーは日本で生まれた和製英語なので、本場で行っても通じません。
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