カフェオレに含まれているカフェインで、眠気を覚ますことが出来るのか気になっていませんか?
カフェオレのカフェインで眠気はさめる?
コーヒーに含まれているカフェインは、脳を覚醒させる作用が存在していることから、頭をスッキリとさせて眠気を抑制する効果があります。
しかし、カフェオレに含まれているカフェインの場合だと、下記の理由から眠気を覚ます効果はブラックコーヒーよりも薄いです。
牛乳が含まれている
砂糖が含まれている
カフェインの量
まず、カフェオレに含まれているカフェインの量は、ブラックコーヒーと比較すると少ないです。
カフェオレは、コーヒーと牛乳を5:5の半分ずつの割合で作った飲み物なので、半分は牛乳です。
そのため、同じ量のブラックコーヒーと比較すると含まれているカフェインの量が少なくなることから、カフェオレは眠気を覚ます効果は薄くなります。
牛乳が含まれている
前述の通り、カフェオレには牛乳が半分くらい入っている飲み物です。
牛乳には、トリプトファンと呼ばれるアミノ酸成分が含まれていて、神経伝達物質であるセロトニンの原料となります。
体内で作られたセロトニンは、メラトニンと呼ばれる心身を眠りやすい状態に導いてくれるホルモンへと変化します。
また、牛乳のたんぱく質にはペプチドが含まれていて、神経を鎮静化する働きがあることから、睡眠を促進する作用があります。
なので、カフェオレには牛乳が含まれていることによって睡眠へと誘導する作用があることから、ブラックコーヒーを飲むよりも眠気を覚ましにくいです。
砂糖が含まれている
市販のカフェオレには、砂糖が含まれている商品が多いです。
砂糖を摂取すると、糖分が体に入ることで血糖値が急激に上昇するので、インスリンの分泌量が増えて血糖値が下がります。
インスリンが分泌されると、眠気を促すメラトニンも増加することになるので、血糖値が下がると眠気が起こります。
そのため、カフェオレに砂糖が含まれている場合は血糖値が上昇するという理由から、ブラックコーヒーと比較して眠気を覚ましにくいです。
カフェオレのカフェインで逆に眠くなる?
下記の理由から、カフェオレに含まれているカフェインで、逆に眠くなることがあります。
利尿作用
カフェインの効果切れ
体が疲れた時には、アデノシンという物質が分泌されて、脳内にあるアデノシン受容体に結びつくことで眠気を促します。
しかし、カフェインはアデノシンと似た構造をしていることから、体が疲れた時にカフェインを摂取するとアデノシン受容体にカフェインが結びつきます。
それによって、眠気が覚めてスッキリとした状態になるのですが、カフェインの効果が切れてしまうとアデノシンが再びアデノシン受容体と結びつくようになります。
そして、カフェインによってスッキリしている状態になっても、体の疲れが回復しているわけではありませんので、カフェインの効果が切れることによって逆に眠くなるのです。
特に、カフェオレの場合はブラックコーヒーと比較するとコーヒーの量は少ないですし、牛乳や砂糖も含まれていることから、カフェインの効果が切れたら眠くなりやすいです。
利尿作用
コーヒーには利尿作用も存在していますので、多くの尿が出れば脱水症状になってしまいます。
脱水症状になると、眠気や倦怠感といった症状が現れるため、カフェオレを飲み過ぎていた場合、脱水症状で眠気が促進されている可能性も考えられます。
カフェオレのカフェインで眠気はさめるまとめ
カフェオレに含まれているカフェインは、ブラックコーヒーよりも全体の量が少なくなりますし、牛乳も含まれていることから眠気は覚めにくいです。
なので、眠気を覚ましたい時はブラックコーヒーの方がいいです。
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