夏になると暑くて喉が渇くから水の代わりにアイスコーヒーをよく飲んでいると思いますが、実はアイスコーヒーを飲み過ぎると下痢や熱中症等になってしまうとご存じでしょうか?
アイスコーヒーを飲み過ぎると下痢になってしまう?
アイスコーヒーにはカフェインやクロロゲン酸が含まれていますので、飲み過ぎによって大量に摂取してしまうと、自律神経が乱れて胃腸の働きが活発になってしまいます。
胃腸の働きが活発になれば胃酸の分泌が促進されることになりますので、それによって胃腸を刺激して下痢になってしまいます。
特にアイスコーヒーみたいな冷たい飲み物は飲み過ぎると体から熱を奪ってしまいます。
体から熱が奪われて冷えてしまうと胃腸の血行が悪くなって消化機能が低下してしまうので、それによって栄養が体の隅々にまで届けられなくなってしまいます。
なので、そんな冷たいものを体の外へと即座に排出することが出来るようにと下痢を引き起こしてしまいます。
だから含まれているカフェイン等の成分の効果や冷たい飲み物であるという事で、アイスコーヒーを飲み過ぎると下痢を引き起こします。
アイスコーヒーを飲み過ぎると熱中症になってしまう?
アイスコーヒーを飲み過ぎるとカフェインによる利尿効果で体から水分が排出されてしまいます。
熱中症になってしまう原因は体温が上昇したことによって、体内の水分や塩分のバランスや体温調節機能のバランスが崩れて体内に熱がこもってしまうことで起こります。
だからアイスコーヒーを飲み過ぎると利尿作用によって尿の量が増えて水分を摂取する量よりも排出されることが多くなるので、体内に熱がこもって熱中症を引き起こすことになります。
特にアイスコーヒーを飲むような暑い時期にはついつい飲み過ぎてしまうことも増えると思うので、熱中症を引き起こしやすくなってしまいます。
アイスコーヒーを飲み過ぎると腹痛を起こしてしまう?
アイスコーヒーを飲み過ぎると前述の通りカフェインやクロロゲン酸といったコーヒーに含まれている成分が胃腸の働きを活発にして胃酸分泌を促進させてしまいます。
他にもタンニンというポリフェノールの成分が胃腸の粘膜を刺激してしまいます。
だから、アイスコーヒーを飲み過ぎるとカフェイン等のコーヒーに含まれている成分によって下痢とはいかなくても腹痛を起こしてしまいます。
特にアイスコーヒーみたいな冷たい飲み物は飲み過ぎると胃腸を刺激してしまいますので、腹痛を引き起こしやすいです。
アイスコーヒーを飲み過ぎると吐き気を起こす?
アイスコーヒーにはカフェインが含まれていますので、交感神経を刺激して興奮状態を引き起こします。
しかしコーヒーを飲み過ぎてカフェインを大量に摂取してしまうと、交感神経への刺激が強くなりすぎて自律神経のバランスが崩れてしまいます。
さらにカフェインには前述の通り胃液の分泌を促進させる効果がありますので、コーヒーを飲み過ぎると胃液が大量に分泌されてしまいます。
だからアイスコーヒーを飲み過ぎると交感神経への刺激や胃液の分泌などで吐き気を起こす場合があります。
特に暑い時期になれば水分を摂取するためにアイスコーヒーを飲むことが増えると思いますので、大量に飲み過ぎれば吐き気を起こすことに繋がります。
アイスコーヒーの飲み過ぎにならないようにするには?
アイスコーヒーを飲み過ぎて下痢や熱中症等の症状を引き起こさないためには1日当たりの飲む量を調整しなければいけません。
欧州食品安全機関(EFSA)が2015年5月27日に発表したカフェインの安全量は成人の場合だと1日に5.7mg/kgが目安です。
だから体重によっておおよそこれくらいが1日当たりに飲んでも大丈夫な量です。
体重50kg:約2~3杯
体重60kg:約3~4杯
体重80kg:約4~5杯
従ってアイスコーヒーを1日に飲む場合は自分の体重と比較したうえで飲むように心がけましょう。
アイスコーヒーを飲み過ぎるとまとめ
アイスコーヒーを飲み過ぎると下痢や熱中症等の症状を引き起こしてしまいますので、暑いからと言って飲み過ぎたりせずに節度を持って飲むようにしましょう。
そして水分補給をするならアイスコーヒーよりも水や麦茶、ポカリスエット等を飲む方がオススメです。
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