冷めてしまったコーヒーをレンジで温める時に「ラップしないのか」それとも「ラップするのか」について気になっているのではないでしょうか?
コーヒーをレンジで温めるときにはラップしない
コーヒーに限らず電子レンジで飲み物を温めるときは、基本的にラップしないです。
レンジで温めるときにラップをする目的には水分を逃さないためというものがあり、電子レンジで加熱をすると食材の水分が水蒸気となって外へ逃げ出してしまいます。
だから、食材にラップをすることで水蒸気になって逃げる水分を閉じ込めますし、それによって水蒸気と共に熱が逃げるのを抑えることが出来るので、熱が通りやすくなるので加熱効率が上がります。
コーヒーに限らず飲み物の場合は、ラップをしていると水蒸気と共に熱が逃げなくなるので中の飲み物が加熱され過ぎてしまうため、それによって沸騰してしまいます。
コーヒーをレンジで温めるときにラップすると爆発する?
コーヒーをレンジでラップをした状態で温めると、爆発というか突沸(とっぷつ)という状態が起こる場合があります。
例えば、ラップをした状態でコーヒーをレンジで温めて中から取り出す等の何らかの振動によってコーヒーの入ったカップに刺激や衝撃が加わると、突然爆発的に沸騰することがあります。
そうなってしまえば手等を火傷することになる事や、服が汚れてしまう事にもなるでしょう。
突沸はラップしない状態でも、コーヒー等の飲み物をレンジで急激に温めると起こる現象ではありますが、ラップをしている状態で温めるとより加熱されてしまいますので、突沸も起こりやすくなります。
コーヒーをレンジで温めるときにラップが溶けてしまう
コーヒーをレンジで温めるときにラップをすると、ラップが溶けて破れてしまう場合もあります。
前述の通り、食材をレンジで温める時にラップで包むのは食材から出る水蒸気や熱を逃さない為です。
だから、コーヒーにラップしてレンジで温めると熱が逃げないので加熱され過ぎてしまい、高温によってラップが溶けてしまいます。
ラップが溶けてしまうと、カップに貼り付いてしまって取りにくくなってしまいます。
だから、突沸以外にもラップが溶けてしまうという理由から、コーヒー等の飲み物をレンジで温めるときにはラップをしないでください。
レンジで温めるときにラップする場合は?
コーヒーに限らず飲み物をレンジで温めるときには、ラップしないのが基本です。
しかし、レンジで温めるときにラップをする食材は下記の通りです。
水分を逃したくない食材
電子レンジで食材を温めると中の水分が水蒸気になって外へと放出されるので、それを逃さないためにラップで包みます。
なので、冷凍したご飯やシュウマイ等の蒸し物、ゆで野菜等はラップをしてレンジで温めるのがオススメです。
においがあるものや飛び散りやすいもの
カレー等はにおいが強いため、ラップしないでレンジで温めると中でにおいが広がってそのまま染み付いてしまうこともあります。
他にもカレーやシチューみたいな汁や油を多く含んでいるものは、レンジで温めていると飛び散ってしまうこともあります。
だから、カレーやシチュー等の油分の多い汁物をレンジで温めるときは、ラップをすることを推奨されているのです。
コーヒーをレンジで温めるときはラップしないまとめ
コーヒーをレンジで温めるときは、ラップしないで温めるのがオススメです。
ラップしてレンジで温めると、加熱し過ぎによって突沸つまり衝撃などで突然沸騰することがあるからです。
そして、ラップせずに温める場合でも急に温めると同じように突沸を起こす可能性がありますので、まずは500Wかそれ以下で設定して、30秒~60秒くらい温めて、その後も様子を見ながら適温に調整していきましょう。
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