カフェインにはダイエット等の健康効果がありますが、それならカフェインレスコーヒーは意味がないのかと気になっているのではないでしょうか?
カフェインレスコーヒーは意味ないの?
日本においてカフェインレスコーヒーは、カフェインを90%以上取り除いたものに対して表記されます。
なので、カフェインレスコーヒーからはカフェインの成分は殆ど取り除かれてしまっています。
カフェインが殆ど取り除かれてしまっているカフェインレスコーヒーは、意味ないのかと思うかもしれませんが、コーヒーには他にもクロロゲン酸と呼ばれるポリフェノールが含まれていて、下記のような効果を期待できます。
美肌効果
クロロゲン酸には抗酸化作用があるため、老化の原因となる活性酸素と呼ばれる物質を体内から取り除いてくれる効果があります。
活性酸素は肌を酸化させて肌荒れの原因を作りますので、抗酸化作用で活性酸素を取り除くことによって若々しい肌を保つことが出来ます。
ダイエット
クロロゲン酸には脂肪燃焼効果がありますので、運動前などに飲むことによってダイエット効果も期待することが出来ます。
また、カフェインが殆ど取り除かれていることによって利尿作用も殆どなくなってしまっていることから、貧血になる心配もないです。
悪玉コレステロールの吸収を阻害する
クロロゲン酸には、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールが体内に吸収されるのを阻害する効果が期待できるので、生活習慣病の予防に繋がります。
血糖値の上昇を抑える
クロロゲン酸には、血糖値の上昇を抑える効果がありますので、食後に飲むことによって血糖値の上昇が緩やかになり、肥満の原因を防いでくれます。
また、カフェインレスコーヒーにはカフェインが殆ど含まれていないことから、夕食後に飲んでも寝つきにくくなる心配がないです。
カフェインレスコーヒーのデメリットは?
カフェインレスコーヒーを飲む意味ないのかは、クロロゲン酸の効果を得ることが出来ますし、夕方以降に飲んでも寝つきにくくなるという心配がないメリットがあります。
しかし、カフェインレスコーヒーのデメリットとして下記の要素が挙げられます。
味が物足りない
カフェインレスコーヒーは、通常のコーヒーと比較して風味やコク、苦味が少なくて後味がすっきりとしているのが特徴です。
なので、通常のコーヒーと比較するとカフェインレスコーヒーは薄味に感じてしまい、味が物足りないと思うかもしれないです。
カフェインの効果を得ることが出来ない
カフェインには、下記の効果を期待することが出来ます。
疲労感の軽減
むくみ解消
便秘解消
脂肪燃焼効果
血行促進
なので、カフェインが殆ど取り除かれているカフェインレスコーヒーを飲むことによって、カフェインの効果を得ることが出来なくなります。
危険が考えられる
コーヒーからカフェインを取り除く方法として、下記の方法があります。
水抽出法
超臨界二酸化炭素抽出法
このうち、有機溶媒抽出法はジクロロメタンと呼ばれる、触れると肌が荒れてしまうくらい強い薬品を使用してコーヒー豆からカフェインを抽出しています。
そのため、日本では有機溶媒抽出法による抽出は禁止されているのですが、海外でカフェインレスコーヒーの購入や注文は危険です。
カフェインレスコーヒーの何杯まで?
コーヒーを1日に飲んでいい量は、健康な成人で3~4杯が目安です。
コーヒー1杯(150ml)に含まれているカフェインの量は80~120mlなので、そこからカフェインを90%以上取り除いたと考えると、カフェインレスコーヒーに含まれているカフェインの量は8~12ml程になります。
なので、カフェインレスコーヒーは1日に10杯以上飲むことが出来ますが、それでもカフェインが含まれていることには変わりありませんので、飲み過ぎには注意しましょう。
カフェインレスコーヒーは意味ないまとめ
カフェインレスコーヒーには、クロロゲン酸が含まれていることから飲んでも意味ないということはありません。
とはいえ、カフェインの効果を得ることはできませんし、飲み過ぎるのにも注意した方がいいです。
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