時間が経つことで冷めたコーヒーは、体に悪いというのは本当なのでしょうか?
冷めたコーヒーは体に悪いの?
冷めたコーヒーは体に悪いと言われていますが、その理由は「時間が経つことでコーヒーが酸化したから」だと言われています。
そして、酸化したコーヒーを飲むことによって、下記のような体に悪い症状が現れると言われています。
胃が荒れる
腹痛や下痢
コーヒーが酸化つまり酸素と結びついた状態になってしまうと、コーヒーの品質が劣化した状態になります。
そのため、品質の劣化しているコーヒーを飲むのは体に悪いと考えられて、「冷めたコーヒーは体に悪い」と思われています。
その一方で、冷めたコーヒーが体に悪いというのには「科学的な根拠がない」とも言われています。
とはいえ、冷めたコーヒーが体にどう影響を与えるかは分からないので、気になる場合は温めなおした方がいいでしょう。
冷めたコーヒーが酸化する理由は?
時間が経つことで冷めたコーヒーが酸化してしまう理由としては、下記の理由が挙げられます。
空気に触れる
コーヒーの分子が空気に触れてしまうことで、酸素と結びついて酸化が起こります。
特に、時間が経つことで冷めたコーヒーは、空気に触れている時間が長くなっていますので、その分酸化が進みます。
時間が経つ
コーヒーを淹れてから時間が経つことによって、湿度や温度などの様々な要因によって酸化が進んでいきます。
なので、長時間コーヒーを放置していると酸化が進む原因となってしまいます。
湿気
焙煎したコーヒー豆は水分を吸収しやすい性質を持っているため湿気を吸収してしまいますし、湿気に含まれている酸素と結合して酸化してしまいます。
光
コーヒーは紫外線に弱いので、直射日光だけでなく蛍光灯の光によって酸化が進んでしまいます。
上記の理由等でコーヒーの酸化が起こってしまいますので、残ったコーヒーを保存する場合は、密閉できる容器に入れたうえで冷蔵庫などの冷暗所で保存するのがオススメです。
時間が経ったコーヒーで下痢や腹痛になる?
時間が経ったことで冷めたコーヒーは、下痢や腹痛の原因になるとも言われています。
時間が経ったことで酸化してしまったコーヒーは、胃を刺激しやすくなってしまうため、それによって胃酸が過剰に分泌されて下痢や腹痛の原因になります。
また、コーヒーには元々カフェインによる胃酸の分泌を促進させる効果が存在していますから、酸化することでより腹痛や下痢が起こりやすくなるという事もあります。
さらに、時間が経ったことで冷めてしまったコーヒーに一度口を付けてしまっていた場合、コーヒーに菌が繁殖している可能性も考えられます。
時間が経ったことで菌が繁殖したコーヒーは、それこそ下痢や腹痛の原因となってしまいますので、一度口に付けて長時間放置していた場合は捨てるようにしましょう。
コーヒーは時間が経つとまずい?
時間が経つことで冷めたコーヒーは、味が落ちてしまい「嫌なすっぱさ」、「苦み」、「渋味」、「えぐみ」といったものが強くなり、「まずい」と感じやすくなります。
前述の通り、時間が経つことで冷めたコーヒーは酸化が進んでいますので、酸化によって冷める前よりも味が酸っぱいと感じることがあります。
なので、体に悪いという理由以外にも冷めたコーヒーは単純に味がまずいから、できることなら温かいうちに飲んでしまうのがオススメです。
冷めたコーヒーは体に悪いまとめ
冷めたコーヒーは酸化していることから体に悪いと言われていますが、科学的根拠がないとも言われています。
しかし、時間が経つことで冷めたコーヒーは味が劣化して「まずい」と感じやすくなりますので、できることなら温かいうちにコーヒーを飲んだ方がいいです。
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