コーヒーに牛乳を入れると肝臓を痛めるのか、どんな効果があるのか、カフェインがカルシウムを阻害するのか等が気になっているのではないでしょうか?
コーヒーに牛乳を入れると肝臓を痛める?
コーヒーに牛乳を入れると肝臓を傷めるという話もありますが、むしろコーヒーと牛乳の組み合わせは肝臓にいいです。
コーヒーに含まれているクロロゲン酸は、強い抗酸化作用によって肝機能にいい効果を与えてくれます。
そして、コーヒーの利尿作用は尿と共にアルコールを体外へと排出してくれますので、肝臓への負担を緩和してくれます。
さらに、牛乳のたんぱく質は肝臓に必要なアミノ酸が含まれているため、肝臓の働きを助けてくれます。
その他にも、牛乳に含まれているセロトニンには、血管収縮作用があるため頭痛を和らげてくれる効果がありますし、気持ちを落ち着かせてくれます。
なので、コーヒーに牛乳を入れると肝臓を痛めるどころかいい効果を得ることが出来ます。
コーヒーに牛乳を入れると効果は?
コーヒーに牛乳を入れて飲むとこんな効果を得ることが出来ます。
胃を守ってくれる
コーヒーには胃液の分泌を促進させる作用が存在しているので、空腹時や胃腸が弱っているときに飲んでしまうと、胃に対して負担がかかってしまいます。
しかし、牛乳に含まれている脂肪は胃の粘膜を覆ってくれるので、カフェインの効果から胃の負担を軽減してくれます。
さらに、牛乳にはカフェインが体に吸収されるスピードを抑えてくれる効果がありますので、カフェインの刺激から胃を守ってくれます。
免疫力がアップする
牛乳には、たんぱく質、脂質、炭水化物の他にカルシウムなどのミネラルやビタミンA、B2等の豊富な栄養が含まれています。
さらに、コーヒーにはアラビノガラクタンと呼ばれる成分が含まれていまして、体内に入った細菌やウイルス等を排除する役割を持つマクロファージを増殖させる役割があります。
なので、コーヒーに牛乳を入れると牛乳に含まれているたんぱく質やビタミン類と合わせて免疫力アップへと繋がります。
コーヒーに牛乳を入れるとカフェインがカルシウムを阻害する?
コーヒーに牛乳を入れて飲むと、コーヒーの利尿作用によってカルシウムを輩出してしまうと聞いたことがあると思います。
確かに、コーヒーのカフェインには利尿作用も存在していて、飲み過ぎれば尿と共にカルシウムが排出されてしまいますし、それによって骨粗しょう症になるリスクもあります。
しかし、あくまでも飲み過ぎればという話であり、コーヒーを1日1杯飲む程度ならそれ程問題はないです。
むしろ、コーヒーの利尿作用によってカルシウムが排出されてしまうのには変わりないですし、牛乳を入れることによって排出されてしまうカルシウムを補給することが出来ます。
だから、排出されるカルシウムを補給する意味でもコーヒーに牛乳を入れる効果はあります。
コーヒーのカフェインが牛乳で薄まる?
コーヒーに牛乳を入れると、カフェインの効果が牛乳で薄まるのではないかも気になると思います。
これに関しては、カフェインの効果が薄まるというよりも、牛乳によってカフェインが体に吸収されるスピードが遅くなります。
カフェインが吸収されるスピードが落ちれば、体にカフェインの効果が現れる時間も遅くなります。
なので、夜遅い時間帯にコーヒーを飲むときは寝つきが良くなるように牛乳を入れた方がいいと言われています。
コーヒーに牛乳を入れると効果はまとめ
コーヒーに牛乳を入れることで、コーヒーに含まれている強い抗酸化作用を持つクロロゲン酸と、牛乳のたんぱく質に含まれているアミノ酸の効果によって、肝臓にいい効果を与えてくれます。
その他にも、コーヒーに牛乳を入れることにより、胃を守る効果や、免疫力を向上させることが出来ます。
カフェインの利尿作用によってカルシウムは排出されてしまいますが、むしろ牛乳を入れることでカルシウムを補給することが出来ます。
なので、健康的な面でもコーヒーに牛乳を入れる効果はあります。
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