インスタントコーヒーは体に悪いと聞いて気になっていると思いますが、アクリルアミドと呼ばれる成分が含まれていて、発がん性の可能性が考えられていることから危険だと言われています。
なので、インスタントコーヒーは体に悪いのかについてこの記事で紹介します。
インスタントコーヒーは体に悪いのは発がん性があるから?
インスタントコーヒーは、製造する過程でコーヒー豆の焙煎を行うのですが、この際にアクリルアミドと呼ばれる化学物質が発生します。
アクリルアミドは、「発がん性がある」と言われている他に、大量に摂取すると神経障害が起こる可能性が考えられています。
コーヒー豆を120℃以上の高温で焙煎する際に、どうしてもアクリルアミドは発生していますし、コーヒー豆以外の食品でも120℃以上で加熱調理した際にアクリルアミドは生成されるので、完全に避けることは難しいです。
しかし、インスタントコーヒーに含まれているアクリルアミド濃度は、豆のレギュラーコーヒーと比較して下記の通りになっています。
アクリルアミド濃度(mg/kg) | |||
食品 | 最小値 | 最大値 | 中央値 |
レギュラーコーヒー(豆) | 0.16 | 0.35 | 0.24 |
インスタントコーヒー | 0.4 | 0.87 | 0.56 |
インスタントコーヒーに含まれているアクリルアミドの量が、焙煎したての豆のレギュラーコーヒーと比較して2倍以上含まれていることから、体に悪いと言われています。
インスタントコーヒーのスプレードライは体に悪い?
インスタントコーヒーの製造は、下記のような手順で行われています。
2.数種類のコーヒー豆をブレンドする
3.焙煎豆を機械で砕いていく
4.砕かれたコーヒーを抽出機に入れてお湯を注ぎ、コーヒー液にする
そしてこの後、スプレードライとフリーズドライの2つの製法によってインスタントコーヒーが作られます。
スプレードライ:熱風でコーヒー液の水分を蒸発させる方法
フリーズドライ:コーヒー液を凍らせた後に細かく砕き、真空状態で水分を乾燥させる方法
このうち、熱風でコーヒー液の水分を蒸発させて作ったスプレードライのインスタントコーヒーは、フリーズドライと比べて体に悪いと言われています。
前述のアクリルアミドは、コーヒー豆を120℃以上の高温で焙煎した際に発生するので、インスタントコーヒーの製法の違いで変わってくるということはないです。
インスタントコーヒーを毎日飲むのは?
アクリルアミドの他にも、インスタントコーヒーを飲み過ぎると眠れなくなってしまいますし、胃が荒れてしまう等の悪影響を与えます。
しかし、インスタントコーヒーも飲み過ぎなければそれ程問題はありませんので、1日3~4杯を目安に飲むようにしましょう。
アクリルアミドは、120℃以上の高温で食品を加工調理した際に生成されるので、完全に避けるのは難しいです。
そして、私もインスタントコーヒーを毎日飲んでいますが、特に体に悪い影響はありません。
なので、飲み過ぎなければインスタントコーヒーを毎日飲むのは特に問題ないと言えます。
インスタントコーヒーは体に良い?
インスタントコーヒーもコーヒーであることには変わりありませんので、カフェインやポリフェノールの体に良い効果を得ることができます。
カフェインには覚醒させる作用があるので、適切な量なら脳を活性化させ集中力を高めるので、仕事や勉強の効率が上がります。
さらに、脂肪燃焼効果によるダイエット効果も期待することができます。
ポリフェノールも、血糖値の上昇の抑制や、肌荒れや、がん、病気の原因となる活性酸素を除去してくれる抗酸化作用が存在していますので、体に良いです。
インスタントコーヒーは体に悪いまとめ
インスタントコーヒーは、発がん性があると言われているアクリルアミドを含んでいることから、体に悪いと言われています。
しかし、飲み過ぎなければそれ程問題はないので、1日3~4杯と決める等してインスタントコーヒーを飲む量を考えていきましょう。
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