ブラックコーヒーは日本だけでしか飲まれていないと聞いたことがあると思いますが、現在では日本だけでなく世界中で飲まれています。
なので、この記事ではブラックコーヒーは日本だけでしか飲まれないのかをまとめてみました。
ブラックコーヒーは日本だけでしか飲まれていない?
砂糖やミルク等を入れていないコーヒーのことをブラックコーヒーと呼んでいますが、日本だけでなく世界中で飲まれています。
コーヒーに砂糖やミルクを入れて飲む人が多いアメリカでも、約4割が砂糖やミルクを入れないブラックコーヒーで飲まれています。
その他にも、ハンガリーやポーランド、ウクライナといった地域でもブラックコーヒーを飲んでいる人がいるという情報もありました。
どこの国でもコーヒーの好みは個人によって違ってきますので、主流とまではいかなくてもブラックコーヒーを飲んでいる人は世界中にいますし、現在では日本だけでしか飲まれていないというわけではないです。
しかし、他の国ではイタリアのエスプレッソみたいに砂糖をたっぷり加えて飲む飲み方や、その他の欧米のようにミルクや砂糖をコーヒーに加えて飲む飲み方の方が世界では主流です。
コーヒーに砂糖やミルクを加えて飲むのは、昔のコーヒーは今と比較して焙煎が深いものが多かったことや、コーヒーを煮出して作っていたことから、苦くてそのままだと飲めないから砂糖やミルクを入れて飲んでいた名残です。
現在では、焙煎が浅めのものが増えてきたことや、コーヒー豆の品質も昔と比べて向上してきたことから、日本だけでなく世界中で砂糖やミルクを入れないブラックコーヒーが飲まれるようになっているのです。
ブラックコーヒーは日本人だけしか飲まないと言われている理由は?
ブラックコーヒーは日本人だけしか飲まないと言われているくらい、日本人はブラックコーヒーを飲むイメージがありますが、その理由は日本の食文化にあります。
日本人は、日本人の舌は世界一繊細と言われるくらい素材の味を感じ取る感覚が優れていることから、日本は昔から素材そのものを味わう食文化でした。
コーヒーに限らず、緑茶や紅茶等にも砂糖を入れずにそのまま飲むことがありますし、ゆでただけのおかゆを食べることがある等、素材そのものの味を味わう部分があります。
なので、コーヒーも砂糖やミルクを入れて味を混ぜたりせずに、コーヒーそのものの味を味わうということでコーヒーに何も入れていないブラックコーヒーを飲むようになったという事です。
アメリカでブラックコーヒーを注文するときは?
アメリカで、砂糖やミルクを入れないブラックコーヒーを注文するときは、「no cream(milk) no sugar」と答えるようにしましょう。
アメリカでも、コーヒーを注文した時は何も入れていない状態のコーヒーが提供されますが、コーヒークリーム(ミルク)や砂糖は付いてきます。
しかし、コーヒーを注文した時にミルクと砂糖は必要か聞かれるので、どちらも入れないブラックコーヒーを飲むのでしたら、「no cream(milk) no sugar」と答えましょう。
ちなみに、アメリカで「ブラックコーヒー」と注文した場合、コーヒーの中に砂糖が入っている場合や、砂糖が付いてくる場合があります。
アメリカでは、ミルクは入れなくても砂糖をコーヒーに入れるのは当たり前という認識なのだと思いますので、ただブラックコーヒーと頼んだだけでは砂糖が付いてくる可能性が高いです。
ブラックコーヒーは日本だけでしか飲まれていないまとめ
ブラックコーヒーは、日本だけでしか飲まれていないというわけではなく、現在では世界中で砂糖やミルクを入れないブラックコーヒーを飲んでいる人がいます。
昔と比べたら、焙煎が浅めのものが増えてきたことや、コーヒー豆の品質向上、さらにコーヒーを淹れる技術が向上したことにより、素材の味そのものを味わう目的でブラックコーヒーを飲む人が日本人だけでなく世界中で増えています。
それでも世界全体では、ミルクや砂糖等を入れて飲む方が主流だとは思いますが。
コメント